楽園波野便り

春は花が咲き乱れ、夏は緑が色を競い、秋には赤い木の実が鳥を誘う、雪ちらつく冬は水墨画の世界が目の前に広がる。

2017.2.22 救出！！

今日は午後から雨が降るということなので、それまでにやりたいことがあった、、、。

そんな時に電話！！。
『車が出れなくなった、引っ張ってくれ～！』

イノシシ狩りに出歩いている従兄弟が山で遭難？ しているらしい、。

従兄弟は94才の父より耳が遠い、、、携帯で電話をくれたが、話は一方通行。

うちの近くにいるらしいのだが、場所が特定できない！

4WDを持っていかないと勿論出せない。

うちの山で仕事中の　「山師」　に頼んでジープを出してもらった。

部落中を走ってやっと発見！！

だが、4WDの軽トラックの4輪とも宙に浮いていて、どうすることもできない。

捜索の途中で、知り合いの農家のご主人が
『どうにもならんかったら、トラクターもっていったげるよ～。』　と、言ってくれていたので、、、

早速、　『お願いします！』

ジープは、午前中にトラックが木を積み込みにやって来る、、、イノシシ狩りなど遊んでいる人にいつまでも付き合っていられないので早々に引き上げていった。

猟犬は、、『ワン』　とも　『ウーー』　とも言わず、ただ空気のように犬舎の中で背中を見せていた。

猟犬は、一度家を出発したら獲物を追い出す瞬間までは、その気配を決して表に出さない、、

その賢さと健気さにただただ関心した。

我が家から歩いて6分なのに、イノシシの足跡ばかりに気を取られて自分の場所も分からない従兄弟。

こんな山奥で私の家の近くだったから、トラクターで救出などが出来たが、、、

危険な　「鉄砲」　なども持っているのだから最善の注意で楽しんでもらいたい。